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油性色鉛筆の塗り方のポイント

ゴッホの「アイリス」を油性色鉛筆で塗ってみます。
ここでは本格的な塗り方に挑戦していますが、メルツ液などを使わず、お手持ちの色鉛筆だけで仕上げることも可能です。綿袋はティッシュやキッチンペーパーで、擦筆は指で代用できます。

使用する画材
1:24色油性色鉛筆
2:マスキングテープ
 (汚したくない部分をカバーします)
3:練り消しゴム
 (消したりぼかしたりするのに使用します)
4:綿袋(広い面をぼかすのに使います)
5:擦筆(細かい部分をぼかすのに使います)
6:メルツ液(色を溶かして伸ばします)
7:筆(メルツ液を伸ばすために使います)
8:鉛筆削り(カッターでも可)
9:定着液スプレー
 (色鉛筆の顔料を紙に定着させます)

 

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工程1 絵の外枠にマスキングテープを貼る
背景を塗るときなど、色が枠外へはみ出すのを気にしていると、思い切り塗ることができず、ストレスがたまります。
塗りたくない部分をあらかじめマスキングテープでカバーしておけば、すみずみまで勢いあるタッチで仕上げられます。また、紙を持つときに手の汚れがつくのも防げます。

マスキングテープは完成後に剥がします。

 

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工程2 背景の下塗りをする
まず背景から塗りはじめます。24色の色鉛筆で原画の色を出すには、何色か塗り重ねていく必要があります。今回は薄いレモン色で塗ったあと、黄土色を重ねていきます。

 

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工程3 ハッチングで立体感を出す
背景は漠然と塗りつぶすのではなく、線の集まりで面を表現する「ハッチング」という手法にチャレンジします。
ハッチングでは、多数の平行線を一方向に(もしくは交差するように)描きながら、ある範囲の面を作ります。この面をパッチワークのようにつないでいき、大きな面を仕上げていきます。つなぎの部分が極端に濃くなったり薄くなったりしないように注意しましょう。

 

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工程4 ハッチングの線をぼかす
背景を綿袋で擦りながらぼかしていきます。これによりハッチングの線が薄れ、背景になじんでいきます。
綿袋はテイッシュペーパーを綿布で包んだものですが、ティッシュだけでぼかすことも可能です。

 

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工程5 細かい部分をぼかす
花と葉の間からのぞく部分など細かいところをぼかすには、擦筆が便利です。
指先でぼかすこともできますが、手についた汚れが絵に移らないよう気をつけましょう。擦筆には色々な太さがあります。

 

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工程6 葉の色を作る
「アイリス」の原画を観察すると、葉の緑色の中に黒っぽい部分が見えます。ここはあえて黒の色鉛筆を使わず、赤を加えて渋い緑色として表現します。
新しい色を作る場合、色の三原色(赤、青、黄)を基本に混色するとよいでしょう。いきなり塗らずに、まず他の紙で試してみることをおすすめします。

 

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工程7 練り消しゴムでぼかす
練り消しゴムは失敗を消すためというより、濃淡をつけるための道具として使います。ここでは、緑色の葉を部分的に練り消しで薄くし、白っぽいところを作ります。

 

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工程8 メルツ液で色を伸ばす
油性色鉛筆は、水彩色鉛筆のように水で溶かすことはできません。しかし、メルツ液を筆につけて色を伸ばすと、線のタッチが消えてしっとりした感じになります。

 

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工程9 白い部分を残す
原画の花弁には白い部分が見えます。白を強調したいときは、練り消しゴムで色を抜くのではなく、最初から塗らないという手法もあります。 紙の白地を見せることで、周囲とのコントラストがはっきりします。

 

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工程10 定着液をかける
塗り終わったら、定着液を絵全体にまんべんなくスプレーして、色鉛筆の顔料を紙に定着させます。液が一ヶ所に固まらないよう、少し遠くから吹きかけるようにします。定着液が飛び散るので、紙の下に新聞紙を敷いておきましょう。

定着液を使うときは必ず換気をして下さい(天気の良い日は屋外でするとよいでしょう)。

 

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工程11 マスキングテープを剥がす
外枠に貼ったマスキングテープを取ります。乱暴に剥がすと絵の表面までむけてしまいますので、ゆっくりと慎重に剥がしましょう。

どうしても紙ごと剥がれそうなときは、ドライヤーの熱を当てるとテープの粘着力が落ちて、剥がしやすくなります。

 

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完 成
油性色鉛筆の粗いタッチによって、いくぶん野性的な「アイリス」になりました。いかがでしょうか?

 

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